特集 情報化社会における病院—情報システムのあり方
ここまで進んでいるシステム化
岡島 光治
1
Mitsuharu OKAJIMA
1
1藤田学園保健衛生大学医用電子処理学
pp.733-737
発行日 1986年9月1日
Published Date 1986/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208904
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医療の中心は情報サービス
入院にしろ外来にしろ,患者を診断し治療を加え,更にリハビリ処置や予防手段を講じるのが医療サービスの社会的役割である.これを情報科学の考え方で説明すると,次のようになる.
受診者からまず情報を収集する.具体的には,問診(主訴,既往歴,家族歴,社会歴など),打・聴・触診,放射線検査,検体検査(血液,尿など),生理検査(心電図,脳波など)のすべてが,患者からの情報収集である.
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