特集 勤務医の未来
勤務医問題をどう考えるか—日医の医育機関に勤務する医師のアンケート調査結果を中心に
渡辺 信夫
1,2
,
小林 之誠
3
Shinobwo WATANABE
1,2
,
Yukinobu KOBAYASHI
3
1山梨県医師会
2山梨県石和町立峡東病院
3小林医院
pp.558-564
発行日 1986年7月1日
Published Date 1986/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208863
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
広く立体的見地より医療を勘案する中で
■勤務医部会設立の経緯
第1回全国医師会勤務医部会連絡協議会が福岡で開催され,次いで大阪,岩手,松山,山梨,広島と会を重ねて来ているが,その底流にあるものは,勤務医の医療社会への目覚めと関心の高揚にほかならない.
その度の協議事項を集約すると,生涯教育研修,地域医療への対応,福祉共済,勤務医の組織化,医師急増問題,医療事故対策等々であった.これは決して,勤務医のエゴの立場からの発想でもなければ,ましてや日医に対抗して第二医師会を作って闘争しようとするものではない.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.