定点観測 長崎から
リハビリテーションとからだ
浜村 明徳
1
Akinori HAMAMURA
1
1国立療養所長崎病院理学診療科
pp.765
発行日 1985年9月1日
Published Date 1985/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208668
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最近,リハビリテーションでは機能障害・能力障害・社会的不利など障害をレベル別に把えながら治療してゆくことの大切さや,生活の質(Quality of Life: QoL)を高めるよう働きかけてゆくことの必要性が叫ばれている.人間をいろんな角度から眺めながら障害の構造を分析し,それに基づいて援助すること,最終的には総合的に,生活してゆく方法やその内容にまで目を向けようとする姿勢には大いに賛成である.
しかし,このようなアプローチは合理的であると思われる反面,機械論的すぎてなじみにくい面もあるように見受けられる.
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