人
怪物・闘士・御意見番—岡本病院院長 岡本隆一氏
中野 進
1
1京都私立病院協会
pp.372
発行日 1985年5月1日
Published Date 1985/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208575
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大は政治・医療行政,小は薬の値段・税金の暗算まで,まさに怪物である.京都伏見の生れ,京都一中・京都府立医科大卒(昭和5年)後,小児科教室へ.父を手伝い,その跡を継ぐ.昭和20年応召となるが,南朝鮮行であり,4か月で復員できた.診療を再開したが,学生時代の社研・新聞部の血が騒ぎ,社会党へ入党した.早速府会議員へ出馬(昭22),まもなく左派社会党として国会議員当選(昭30)となる.目覚ましい活躍を続けたが昭和44年体調を崩し引退声明を行う.
議会活動はあきらめたが,病院業務だけではエネルギーは余り過ぎる.5年ごとに増殖を重ねた病院は100床となり,更に宇治に236床の第2病院が誕生した.
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