病院と地域活動
三豊総合病院における保健活動
坪井 修平
1
Shuhei TSUBOI
1
1公立三豊総合病院内科
pp.316-320
発行日 1985年4月1日
Published Date 1985/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208559
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当院の概要
当院は香川県西端,愛媛県境に在り,周りは農・山・漁村的風情を有している国保病院である(図1).ベッド数は320床,そのうち内科が190床であったが,昭和55年に皮膚科,泌尿器科,小児科,歯科,その後耳鼻咽喉科,眼科と,相次いで常勤の診療科目が増えたため,内科病棟の一つを混合病棟とした結果,現在では170床前後となっている.医師数は内科13名(院長を含む),外科5名,整形外科3名,産婦人科4名,皮膚科,泌尿器科,小児科,歯科,耳鼻咽喉科,眼科各1名の計28名の陣容で,懸案であった95ベッド増床案も最近認可され,数年後には415床の病院に生まれ変わる予定になっている.対象人口は1市9町15万プラス隣県の川之江,伊予三島市からの患者も少なくないので,20万人を超えていると思われるが,複雑な地方行政のからみがあって,経営基盤は昭和26年開院以来,今なお人口1万,1万3千の豊浜・大野原2町のみとなっている.
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