特集 病院と「くすり」
日本の薬価は適正か—同一薬品価格を米国と比較する
安田 明正
1
Akimasa YASUDA
1
1むさしの共立診療所
pp.589-592
発行日 1984年7月1日
Published Date 1984/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208349
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厚生省は「税金で面倒みよう」,「差額ベッド代を取ればいい」,「薬の差益が潜在技術料だ」と,診療報酬を低く抑える方針を一貫して取り続けてきた.
その結果,医師優遇税制となり,野放しの差額ベッド代になり,大幅な薬の差益となった.このような面のみを見れば,「問題がある」と思われるのは当然なことである.
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