インタビュー
ハンセン病と取り組んで50年—国立療養所多磨全生園 大西基四夫園長
本誌編集室
Kishio OHNISHI
1
1多磨全生園
pp.429
発行日 1984年5月1日
Published Date 1984/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208312
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—現在,どんな患者さんがおいでになり,どのような運営がなされていますか.
全生園とは限らず,全国のハンセンの療養所の問題ですが,化学療法が発達して障害の少ない人は退院して,障害の重い人が残りました.今900名いる当園の患者の平均年齢は63歳です.言い換えれば,発病して30年以上で障害を持ち,社会復帰とか家庭復帰は望めない,療養所で最後まで何もかもめんどうをみなければならないご老人です.
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