特集 病院経営悪化の打開策
病院経営悪化の打開策を探る
竹本 吉夫
1
,
小松 次男
1
,
長沢 一男
2
,
大塚 暢
3
,
高原 敏夫
4
,
杉山 信夫
5
,
夏見 俊彦
6
,
土谷 太郎
7
,
細田 健二
8
1秋田赤十字病院
2信愛報恩会信愛病院
3聖隷福祉事業団
4東京衛生病院
5愛知県厚生農業協同組合連合会企画監理室
6大阪府済生会茨木病院
7医療法人あかね会土谷病院
8関川総合病院
pp.936-947
発行日 1981年11月1日
Published Date 1981/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207600
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入るを計って出ずるを制す
当院は秋田市のど真ん中に位置し,病床数440床,職員490人,外来患者1日平均710人の総合病院である.
私は,昭和42年,当院の移転新築に際し赴任した.大きなマイナスを背負っての発足であったが,丸10年ですべての欠損金を解消し,ようやくゼロからのスタート台に立つことができた.次の10年が躍進の10年と願っていたが,80年代の病院医療の展望は決してバラ色でない.むしろ70年代の積み残しのものが顕在化する一方,これまで以上に厳しい環境にさらされてきている.
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