民間病院の経営と管理
第二薬局の普及状態
中村 晃
1
,
渡辺 良久
2
1日本大学医学部病院管理学
2病院システム開発研究所
pp.628-631
発行日 1981年7月1日
Published Date 1981/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207522
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
近年,いわゆる「第二薬局」の問題が論議されているが,その背景及び実態,そして将来について触れてみたい.
第二薬局の創設が盛んに行われた時期を内容によってみると三つのピークがある.第1のピークは昭和35年前後,そして第2,3のピークは昭和50年から現在までである.第1のピークにおいては国立大学病院が中心となり,第2のピークは民間病院,第3のピークすなわち現在は民間小病院ないし診療所が中心になっているとみられる.したがって「第二薬局」と一括し論ずることはできないが,ここではなるべく共通の問題を挙げて論じてみたい.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.