グラフ
チームワークを根幹とする積極的治療—慶応義塾大学月が瀬リハビリテーションセンター
pp.281-286
発行日 1981年4月1日
Published Date 1981/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207426
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豊富な出湯と温暖な気候,山紫水明の景観に恵まれた伊豆半島は,首都圏に近く,我が国リハビリテーション(以下リハ)医療の拠点となっている.半島中央の修善寺から車で10余分の狩野川沿いに,昭和52年4月,日本損害保険協会の寄附によって設立した当センターは,積極的な治療活動を特徴とし,55年末までの入院患者は延1,474名にのぼる(平均在院日数94日,脳卒中は100.4日).
対象はリハの,可能性がある患者であれば,疾患と年齢を問わない。疾患別では脳卒中等の内科系患者が45%,外傷や整形外科系が55%の比率である.入院経路は,約30%が慶大病院,30%が慶大関連病院,残りが他病院からの紹介患者で,県内の地域医療的なケースも20%近くある.
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