民間病院の経営と管理
民間中小病院のトップマネージメントについて
関川 大司
1
1関川総合病院
pp.86-88
発行日 1981年1月1日
Published Date 1981/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207370
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私どもの病院は病床180床で,入院患者数は過去9年間の年間平均1,878名,外来患者年間70,677名である.常勤医師11名(歯科1,分院2を含む)他にパート医師8名の総合病院で,埼玉県上尾第二団地と,江東区大島団地内にそれぞれ診療所を有している.従業員総数は180名で,組合はない.
まず私自身の日課について述べよう.毎朝8時15分に病院に入る(木曜日は休診).私と相前後して医局の先生方も出勤してきて,ただちに「申次ぎ」を行う.処置簿に基づいて4病棟ある各棟の婦長から,入院患者一人一人(総数180名前後)の状態の報告を受け,その日の処置を点検し,新たにオーダーを出したり,変更したり,または中止する.この処置簿は前日のものを各棟の婦長または主任が,清書またはコピーしておいてくれる.これが終わると,前日までに処理された入院患者全部のX線写真,CT,検査成績,心電図を見る.これによってオーダーの追加,変更を行う.
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