小特集 「地域医療」の実践
コミュニティを求める医療—大和医療福祉センターからの報告
黒岩 卓夫
1
1大和医療福祉センター
pp.1029-1031
発行日 1980年12月1日
Published Date 1980/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207320
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町立大和病院は「大和医療福祉センター」の中心的役割を担っている.「センター」は病院に加えて町立農村検診センターと特別養護老人ホーム「八色園」から成っている.「センター」は地域包括医療を推進するための基地としてつくられたが,その活動を始めたのは昭和45年である.ただ明確な目標をもって組織的に動き始めたのは昭和48年である.このような活動の中から施設としての「センター」が生まれたことになる.
私たちの理念は「自分たちの健康は自分たちの手で」と「予防と治療の一体化」であった.したがって医療サイドと住民と行政が共に手をつないで新しい医療をつくって行きたいというのが私たちの希望であった.
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