実務のポイント 検査
臨床検査技師の再教育について
平沢 政人
1
1昭和大学医学部附属病院中央研究検査部
pp.886-887
発行日 1980年10月1日
Published Date 1980/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207275
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戦後,我が国における医療は,近代医療と病院管理の合理化を促進するため副医療部門の分業化が急速に行われた.中でも最も顕著なものが,臨床検査の中央化システムの確立であった.したがって検査部の著しい中央化に伴い技術員の不足から,新しく技師法が誕生し,その教育内容の中での病院実習の指導法などが問題となり専門家によって何回も討議されてきた1〜2).したがって臨床検査技師教育は,曲りなりにも一応目的を果たすことができたと言えよう.ところが,臨床検査技師の卒後教育については,大学を初め各医療機関の管理者が,その指導方法などを模索しながら実施しているのが現状であると言える.
今回筆者が,経験した新人教育と中堅技師及び職場リーダーの再教育の方法とそのポイントについて簡単に述べる.
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