特集 救急医療その院内体制・1
診療態勢の整備・2
スタッフの確保—特に国立病院の現状と問題
左奈田 幸夫
1
1国立埼玉病院
pp.758-760
発行日 1980年9月1日
Published Date 1980/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541207239
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これからの救急医の養成
現在,国公立及び公的病院では定員削減,増員抑制が行われており,需要増に対する医療従事者の不足,病院経営難,人事管理などが問題となっている.このため,公的サービス機関として救急医療及び時間外受診患者の受入れの選別と対応などに対しては,いかにその役割を果たすべきかに苦慮している.この状況は,現状ではますます困難さを増してきているといえよう.
更に,病院勤務医をはじめとする医療従事者の使命感,機能の責任分担,身分,給与などの改善,及び救急医療の特殊性から生ずる医療紛争,医療従事者の不測の事態への保障などの不安も除去しなくてはならない.
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