調査報告
大気汚染地域における老人看護量の把握
田之倉 和子
1
,
中島 紀恵子
1
1千葉大学教育学部特別教科(看護)教員養成課程
pp.433-442
発行日 1975年7月10日
Published Date 1975/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1662205624
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I.はじめに
近年,工業発展及び地域開発に伴う自然破壊が環境をゆるがし,生態系に影響を及ぼしていることが問題となっている。
今日大きな問題となっている大気汚染について述べると,人類は急激な工業発展に伴うエネルギー開発を行ない,石炭から石油への変遷につれて,これらを無軌道に乱用してきた。この結果大気中の炭酸ガスの増加を招き,亜硫酸ガス,窒素酸化物,その他微粒物質をふやしてきた。この変化は植物を破壊し,地球の気象条件をかえ,直接的あるいは重積した結果として,間接的に人類へも影響を与えている。
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