特集 医療施設間連携の芽生え
医療施設間連携の実際
人工透析専門病院のネットワーク
江本 俊秀
1
1東海病院
pp.816-818
発行日 1978年10月1日
Published Date 1978/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206665
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当院が人工透析の専門病院になりえたのは,それだけ透析患者が集まったためで,それらのクランケは自から探して来院したのではなく,他の医療機関から紹介されたもので,この点必然的に他の医療機関との連携によることとなるので,このネットワークの実際を紹介する.
透析療法のみならず,一つの専門的医療機関になるには,ただ漠然と自然発生的に患者が集まるわけではなく,医師よりの紹介を始め,地域的なニーズなど,その他の種々な要素が重なって専門化してゆくのである.したがって,このようにしたなら,このようになる,という模倣的なことでできるのではないが,私が専門化できた諸理由を解明してみたが,なんらかのご参考になれば幸いである.
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