グラフ
三本の重点医療とへき地医療—石川県立中央病院
pp.525-530
発行日 1978年7月1日
Published Date 1978/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206577
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石川県は,地形的にも文化的,歴史的にも平野部の金沢・加賀と丘陵半島部の能登とは大きな差異がある.これは,医療の面でも数字に示されている.すなわち,一般病床数は,石川県全体では人口10万対比1,103で全国第2位の高レベルであるが,県内を地域別にみると,金沢1,310,加賀961,能登南部983,能登北部523と,また医師数も全国的に上位(4位,人口10万対177.1)であるが,無医地区は能登北部に集中しており,金沢地域での医療施設の偏在が目立っている.
このような医療供給体制を背景に,石川県立中央病院は,昭和23年設置以来の実績をふまえながら,急激に進展する医学・医療を展望し,近代的,最新の施設と設備を整えて,昭和51年,現在地に新築移転されたものである.
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