増刊号 日本の病院建築
国公立的病院の建築
公立松任石川中央病院
古我 大作
1
Taisaku KOGA
1
1共同建築設計事務所
pp.56-61
発行日 1991年11月20日
Published Date 1991/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541901068
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当院は石川県加賀地方の手取川によって形成された肥沃な扇状地のほぼ中央に位置する松任市に建つ285床の総合病院である.松任市,野々市町,美川町の1市2町によって構成される施設組合が運営主体で,構成団体の行政区域内の人口はおよそ10万人である.旧病院は松任市の市街地に立地していたが,御多分にもれず医療技術の発展と需要の増大に比して,建物および設備の狭隘化,老朽化が明らかとなり市郊外に新たな敷地を求め,移転新築をしたものである.
限られた設計期間の中で,病院当局との討議を経て確認された基本的なコンセプトは以下の項目である.
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