院内管理のレベル・アップ 人事・庶務
庶務部門の諸問題・7
保安・防災のあり方(1)
内藤 均
1
1聖路加国際病院庶務課
pp.482-483
発行日 1978年6月1日
Published Date 1978/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206564
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はじめに
病院の保安・防災は多方面にわたる.たとえば,汽缶,昇降機,電気関係など設備関係のもの,院内感染,放射性物質,エレクトロニクス機器の取り扱いなど医学的,およびそれに近接しているものもある.これらのことは,それぞれの専門的立場から論ぜられ,対策が立てられるべきであろう.ここでは一般的な防犯,防火,地震に対して,実務的な面から述べてみたいと思う.
さて,保安・防災と一言で表現しているが,段階的に,予防,発生時の処置,事後処理すなわち届出,賠償責任の有無とその処理等に分けることができる.予防に関する日常業務を遂行するにあたって,常に第二,第三の段階を配慮しなければならない.
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