病院の職員教育 駿河台日本大学病院職員教育資料より・18
病院の保安防災について
田中 栄一
1
1駿河台日大病院管理課
pp.76
発行日 1971年6月1日
Published Date 1971/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204351
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1.保安防災の重要性
われわれの病院は,大学付属の医育機関病院で患者を収容している特殊な施設である.災害に対しては職員の1人ひとりが平素からこの予防に心がけ,常に病院を災害から守らなければならない.また災害は1人の不注意が他のおおぜいの人に大きな迷惑をかけることになる.われわれは,次のことを十分に認識し,保安防災の重要性を知っておかなければならない.
1)病院は身体不自由な患者を収容している施設である.2)われわれは患者や患者の家族から生命の保護を委託されている.3)大学病院として高度な医療を行なってゆくための医学の研究に必要とする貴重な資料を数多く保管している施設である.4)希少で高価な医療器械,器具を多く保有している施設である
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