ホスピタル・トピックス
ICDはどう変わったか—第9回修正ICDの改正要旨
上田 フサ
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1厚生省大臣官房統計情報部疾病傷害死因分類調査室
pp.48
発行日 1977年10月1日
Published Date 1977/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206352
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ICD (International Classification ofDisease)は,人口動態統計の死因統計分類として創定されたものであるが,77年前の1900年の第1回の改正以来,約10年ごとに医学・社会状勢の進展に合わせて改正が行われ,とくに第6回修正(1948年)以降は傷病統計分類として,また第8回は病歴整理にも共用できるよう改訂が加えられた.今回,医療情報処理における傷病名の整理・検索,ひいてはmedical audit systemへの利用と,さらに使用分野の拡大が図られた.
今回の改正は,当初,小修正の方針であったが,上記領域への利用を目差したため基本的な変更はないが,この方針を反映した分類となった.改正要旨は次のとおりである.
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