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第3回医療と教育に関する国際セミナー開かる
編集室
pp.41
発行日 1977年10月1日
Published Date 1977/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541206349
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さる8月30,31日の両日,笹川記念会館(東京・品川区)において催されたライフプランニングセンター主催,第3回「医療と教育に関する国際セミナー」は,"地域医療におけるプライマリーケアの実践"という極めて今日的なテーマを得て,1000名近い聴衆を集めた.従来とかくナースのみに偏りがちであった聴衆の層も,本年度は新設医大の教育関係者,病院長,一般実地医らの顔ぶれも混った.
初日の冒頭,演壇に立った武見日医会長は"日本におけるプライマリーケアの計画"と題して,戦前においては,わが国の開業医もコミュニティレベルの医療を実践してきたが,今日,特に都会地においては,家族性,地域性を失い,さらに職業的な自由さえ失ってしまっている経過を回顧しつつ,今後は,地域医師会を中心に,その地域特性に合ったプライマリーケア計画を立案しなければならない,と語った.
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