特集 格差の広がる病院経営
緊急レポート医療費改定とその効果の試算
改定影響率6.6%−1週間の置換計算より—京都第二赤十字病院
宇山 理雄
1
1京都第二赤十字病院
pp.30-32
発行日 1976年7月1日
Published Date 1976/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205947
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京都第二赤十字病院は許可病床564床,実働病床504床,特2類看護の総合病院であるが,このほかに救急患者専門の救急分院(許可病床100床,実働病床58床,特2類看護)を運営している.
従来乙表を採用してきたが,その主な根拠は地理的な条件から外来患者が多く,1日1,300名を超えるので,乙表有利と判断されてきたことによる.毎年度末には甲乙点数置換作業を試み,検討を重ねてきたが,今回やっと甲表に切り替えるに到った.理由は後述するように甲表が乙表に比べて著しく有利であるというものではなく,甲乙一本化が進んできた現在において,500床以上の総合病院が趨勢として甲表採用の傾向にあるのに従ったまでのことである.なお,今回の試算には救急分院を除外した.
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