第23回日本病院学会演題選
小型コンピュータによる病歴管理
山田 治
1
,
山田 美砂子
2
1山田総合病院企画室
2山田総合病院電算課
pp.22-24
発行日 1973年12月20日
Published Date 1973/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541205205
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はじめに
1.研究目的と時代的背景
何か大きな発明・発見があると,文明はまったく性質の異なるものに生まれ変わる.鉄の武器ができると銅の時代は終わり,蒸気機関の発明は手工業を押しつぶし,電気の発見とその利用は人びとに明るい夜をもたらした.そして最近では原子力利用技術の発明とコンピュータの発明が人びとの未来に明るい光を投げかけている.
しかし,われわれ日本の病院人にとっては,コンピュータは高嶺の花であり,たとえ一部の病院で導入されたとしても,その利用法はほとんどが医事業務と自動問診システムとにとどまっているのが現状である.
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