特集 患者を護る
座談会
入院生活とプライバシー
柳瀬 禎子
,
森田 松実
1
,
大図 重弘
2
,
小滝 美智子
3
,
紀伊国 献三
4
1東京衛生病院
2千葉労災病院相談室
3元：虎の門病院
4病院管理研究所
pp.48-57
発行日 1972年7月1日
Published Date 1972/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541204708
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病気を直してもらうためには，こんなことまで我慢をしなければならないのか——病室の白い天井を見つめながら唇をかみしめた経験をもっている人は，かなりおおぜいおられるのではあるまいか．世の中の技術万能主義に毒されて，かんじんの患者の神経をいたわることが忘れ去られているからである．
このあたりの告発も含めて，患者のプライバシーとその周辺を論じていただこう．
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