看護業務改善事例集
看護省力化機器を夜間看護業務に取り入れて—排泄に関する夜間看護業務の改善
岡部 純子
1
1神奈川県立厚木病院
pp.75-77
発行日 1993年1月1日
Published Date 1993/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541900272
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神奈川県立病院においても看護婦不足は深刻であった.県立8病院の主管課である,県衛生部県立病院総務課と総看護婦長が中心になって,看護婦確保定着対策が論じられた.日頃実践している看護業務を多角的に見直すことになった.システムの不備,医療機器の数の不足・管理体制,マンパワーの問題等が浮き彫りにされた.
夜間勤務は看護婦にとって,避けて通れない問題である.しかし,1病棟当たり夜間2〜3人のナースでは,限界が生じていることが強調され,夜間勤務者の増員を要求した.しかし,各所での定数増を一度にはかるのは,至難の技である.そこでできるところから実施してゆくという行政の方針が示され,夜間看護業務の省力化機器の導入をはかることになった.
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