人
小林玄一—シャーマン病院副院長
落合 勝一郎
pp.14
発行日 1970年6月1日
Published Date 1970/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203976
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私がはじめて小林玄一氏と会ったのは,今から16年前,昭和29年の冬であった.その時,彼はまだノースウェスタン大学の学生で,マッケクレン先生の下で病院管理学の勉強中であった.同じマッケクレン先生の弟子どうしということで,その夜は私と2人でウイスキーを飲み明かし,病院の医療のqualityの向上について,メディカルオーデットの必要性について,熱のこもった彼の明快な意見を聞いたものだった.
2度めは5年前,橋本寛敏院長といっしょにエルジンのお宅を訪問したが,彼はすでにシカゴから40分ばかりのところにあるシャーマン病院の副院長として,大学の同期生であった院長のサルモン氏とともに,ぴったりと息のあった病院運営に腕をふるっておられた.
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