研究と報告【投稿】
病院事務部における技能職員と労務職員の実態について—病院事務部の研究(第2報)
車田 松三郎
1
1東北大学病院管理学教室
pp.99-106
発行日 1969年11月1日
Published Date 1969/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203805
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はじめに
われわれは,病院事務部の職員構成について機能上から大きく3つに分けて分析することにした.すなわち,第1に一般に庶務や医事・会計・用度などを担当する事務員であり,第2に技能職員,第3に労務職員である.
事務員についてはすでに第1報1)(病院26巻12号)において報告したので,今回は第2,第3について報告することにした.なお,ここで,技能職員とは,パラメディカルに属さないもので,国家試験や検定試験などによる資格の有無にかかわらず,職能上技能を主とするものに従事している職員である.その代表的なものとして,調理師・ボイラー技士・自動車運転手・電気士・電話交換手などがあげられる.また労務職員とは病院の中で特別資格の有無などに関係なしに,一般に単純労務作業に従事している職員である.そのおもなものとして,警備員・清掃婦・洗濯婦・炊事婦などがあげられよう.
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