特集 病院と医師の修練
インターン,レジデントコースの評価
東京女子医科大学付属病院の場合
専門技術の修練を目的とする"医療練士研修制度"について
中山 恒明
1
,
岩塚 迫雄
1
1東京女子医大・外科
pp.60-64
発行日 1968年6月1日
Published Date 1968/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203364
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
東京女子医科大学において,榊原教授が主宰する心臓血圧研究所が完成して,はや3年になるがつづいて,私の主宰する消化器病・早期癌センターが,昨年暮,新築落成して,その各分野においての臨床専門家を育成するという制度が,まったく軌道にのることになった。私は,これを名付けて,"医療練士研修制度"と呼び,すでに本学の教授会の許可を得て,発足以来丸2年になるが,この4月には,新たに,私の消化器病センターだけで,約20名が全国の大学よりこの医療練士の研修に参加することになっている。
なぜ,私がことさらこのような制度を新設し,かつ現在,どのように実行されているかについて述べてみたいと思う。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.