特集 病院給食管理
栄養指導の実際と問題点—2.東京衛生病院の場合
山本 麻喜子
1
1東京衛生病院栄養科
pp.35-37
発行日 1968年2月1日
Published Date 1968/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203285
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
伝導を推進するための一つの機関として建てられている衛生病院は当初から医師,看護婦による患者の治療のみでなく,一般の方たちに健康を保つために最もよい食物,また病気で苦しんでいる人々に治療の一部として飲食の正しい習慣を教えるよう指示されてきた。そのため栄養指導はかなり前から実施していたし,栄養士に与えられた責任も期待も,非常に大きかったわけである。では私たちが現在どのような栄養指導を行なっているかというと,1)妊産婦に対する栄養指導(母親学級)2)入院患者,外来患者に対する食事指導3)一般に対する栄養指導の三つに大別することができる。今その一つ一つについ説明を加えてみる。
Copyright © 1968, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.