研究と報告【投稿】
アドレソ・グラフの応用
榊田 博
1
1京都市立病院内科代謝部,栄養科
pp.81-84
発行日 1967年12月1日
Published Date 1967/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203253
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はじめに
近来,各病院とも病院管理の近代化への過程に伝票制による業務処理機構が導入され,医師,看護婦までが筆記,転写といった単純な繰り返し業務に貴重な時間を消費したり,事務処理の増加とともに患者の待ち時間が増大し,対患者サービスの点でも一考を要す状態となった。
京都市立病院でも開院に際し医事業務の集中管理,臨床検査部の中央管理に随伴して診療業務に直接関係する伝票の種類だけでも,検査部門関係伝票68種,看護部門関係伝票9種,薬局関係伝票3種,医事部門関係伝票18種,給食部門関係伝票2種,計100種と少なからぬ数に達することが予想され,また外来患者初診時に検査依頼用紙,処方箋,診療予約票など少なくとも3〜14種の伝票を記入する必要が生じるなど,これら伝票の管理と合理化は,病院管理上の当面の課題であった。
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