病院の広場
地方小都市の病院
佐野 忠正
1
1大田原赤十字病院
pp.13
発行日 1967年5月1日
Published Date 1967/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541203077
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従来日本の医療は,医科大学および大学病院が中心となって発展してきたようである。したがって,この付近は医療に恵まれ,反対に医科大学から遠く離れた地域は,その距離に比例して医療に立ち遅れが見られた傾向にあったことは否定できない。
現在私が勤務している病院の所在県は,人口約150万人を擁しているが,医科大学はなく高等看護学院も最近まで国立病院1カ所にとどまり,医療関係者の多くを他都県に依存していたため,医療面においての後進性がうかがわれた。
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