特集 病院のPR
座談会
病院PRのあり方をめぐつて
吉田 幸雄
1
,
原 素行
2
,
石原 信吾
3
,
森 直一
4
,
岩佐 潔
1
,
若林 利重
5
,
桑原 藤馬
6
1病院管理研究所
2早稲田大学診療所
3虎の門病院事務部
4武蔵野日赤事務
5東京警察病院外科
6横須賀共済病院
pp.48-60
発行日 1964年5月1日
Published Date 1964/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202346
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司会(吉田) きょうは病院のPRという課題でいろいろご高説を拝聴したいと思います。PRとは,パブリック・リレーションズ(Publicrelations)という言葉の頭文字のPRをとったそうであります。そしてこのパブリック・リレーションズという考え方は,病院という企業体に一番ぴったりとした問題であるわけであります。世の中にはPRをプロパガンダ広告,あるいは宣伝と間違えて用いられる方もございますが,病院は利益を対象としない企業体でございます。従ってそのPRというのは最も純粋に活用されるべき問題かと思います。
そこでPRの対象でございますが,結局病院の基金を提供している人たち,病院で働いている職員,また病院を利用している患者さん,ないしは地域社会に対して病院がどういうふうに今運営あるいは経営されているかを理解してもらって,そして病院事業に協力してもらうことが病院PRの目的ではないかと思います。
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