扉
看護基準をめぐつて
pp.4
発行日 1958年11月15日
Published Date 1958/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910722
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普段健康の時にはどれ程大きな口をきいている人でも,一度病気になつたり大ケガをしたりして,独りで自分の身体を自由に動かすことが出来なくなつた時,心から頼りにするのは看護婦であり,その看護婦の能力と態度によつて療養生活の適否が左右されることを理解し,改めて看護嫌という職業を見直すことでありましよう。
そして,病人にとつて最も大切な療養上の要素は,病院の建物よりも,設備よりも,身近に世話をしてくれるよい看護婦であるということを知るでしよう。病院経営のコツは,よい看護とよい食事だということは誰も否定出来ない事実なのです。
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