特集 病院給食管理の諸問題
病院給食の動向
患者に対する栄養指導の実際
山内 絢子
1
1千葉県済生会船橋済生病院
pp.69-72
発行日 1962年9月1日
Published Date 1962/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201983
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
近年医学の進歩にともない,治療食もまた多様にわたり,食餌療法は疾病治療の重要な要素となっている。主治医から発行された食事箋に基づいて行なわれる治療食も,患者の認識が薄ければ効果は思うように上がらないため,適切な個人個人の栄養指導の必要性が痛感される。
また栄養士がいかに従来の病人給食にのみ追われていた域を脱して,医師と協力して積極的に疾病治療の面に参加する熱意を持っていても,医師や管理者からその必要性を理解され協力されなくては円滑に行なうことはできない。
Copyright © 1962, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.