特集 農村病院
農村地帯国保病院としての水沢病院の保健活動
清水 文敏
1
,
中島 達雄
2
,
豊島 鎌一
3
1水沢病院
2水沢病院内科
3水沢病院小児科
pp.299-302
発行日 1959年4月1日
Published Date 1959/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201499
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水沢市は岩手県の稍中央,東北本線沿線で人口約47,000の農業都市である。水沢病院は昭和26年5月,水沢町他2町11カ村の国保組合の直営病院として発足し,昭和29年4月,水沢市(水沢町他5カ村合併)国保直営病院となり,4診療所を併せ運営している。現在内外児眼の4科を有し医師8名(診療所を除く)で,患者の利用状況は昭和32年度外来延52500名,入院2013件,収入約3,200万円である。われわれは地区住民のヘルスセンターとしての国保病院の立場からも診療面はもちろん,予防活動においても大いに活躍すべく努力しているが,市の財政上独立採算制がとられているため,病院及び診療所の経営に追われ,予防活動にまで積極的に手が出ない現状であるがこれまで行つた2,3の事項について述べてみたいと思う。
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