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外来のあり方と設計条件の考察
今村 栄一
1
1病院管理研修所
pp.690-696
発行日 1957年10月1日
Published Date 1957/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201279
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わが国の病院における外来のあり方は特異的なものがある。病院はいわば外来中心的な働きをしてきた。しかし戦後病院のあり方が反省され,入院機能が病院本来のものであるということになり,その方面の研究と改善に努力がはらわれてきた。
しかしながら欧米の病院においては,逆に外来について再検討が行われ,病院の外来部が新しい発展を始めようとしており,またわが国においても,外来のあり方に多くの問題が提示されて来ている。そして外来建築に当つては,同じような議論がくりかえされている。それらは短時日において解決されるものではないが,2〜3の問題を中心として,簡単な整理を試みたいと思う。
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