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病院新築にともなう放射線科の設計についての一考察
棚橋 三郎
1
,
長谷川 功
2
,
橋本 正一
2
1山形県立山形病院
2山形県立山形病院放射線科
pp.55-58
発行日 1962年11月1日
Published Date 1962/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202005
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病院における放射線科は近時ますます充実し,特に最近におけるレントゲン装置の発達と,放射性同位元素ならびにベータトロンなどの診断治療への利用によって,放射線科の領域は一層その重要性を加えつつあるにもかかわらず,従来ややもすると病院のかたすみに位置し,あるいは単に器械が収容できれば……という考え方で処理されていた傾きが多いと思われる。
学院放射線科においては,1昨年より病院新築にともない,下記6項目に重点を置いた設計が行なわれ,第1期工事の実現をみ,さらに昨年より2期工事に着手しているのであるが,われわれは取りあえずこの第2期工事で新築された放射線科を利用してみた結果を報告し,さらに現在進行中の2期工事にも言及して,各位のご批判を仰ぎたいと思う。
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