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研修所だより
石原
pp.339
発行日 1957年5月1日
Published Date 1957/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201230
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或る年数を区切つて人生的行事をしたり,物事を回想したり,業績を測つたりするのは人間の普遍的習性であり,その場合大抵,1,3,5,7,10というような年数が用いられるのが普通のようですが,これには矢張り何等かの意味や根拠があるのに違いありません。昭和31年度は研修所にとつて,創設後その7年目に当る年であつたわけですが,年度を終つた今この一年を振り返つて見ますと,確かにそれが一つのエポック・メーキングな年であつた事を感じます。そのうちの主なものだけを拳げて見ても,
(1)研修所の創設以来の最も困難な時期を,その卓抜なる経倫と人格とによつてよく切り抜け,此処まで今日の研修所を育て上げて来られた坂口前所長が勇退されて万人等しくその最も良き後継者と認める栗山新所長が就任されたこと。
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