--------------------
研修所だより
石原
pp.239
発行日 1958年3月1日
Published Date 1958/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201340
- 有料閲覧
- 文献概要
節分,立春,初午と過ぎて,そうした暦の足取りとともに,東京でも其処此処の庭前に白い梅の花が見られるようになりました。研修所も,今,本年度最後の研修会である長期研修会を開催中で,やがてこれが終れば又新たに体制をととのえて,4月からの新年度を迎えるわけです。
今年に入つてからは,前号でもお知らせしましたように,先ず,1月21日から28日まで小規模病院の事務長を対象とした研修会が開かれました。主として秋期研修会の参加に洩れた方のみを対照としたことと,年度初めであつたことが関係したためか,参加者約20数名という短期研修会としては本年度最小のクラスとなりましたが,小病院には小病院なりの共通したいろいろな悩みがあるわけで,終始熱心な雰囲気に満ち,人数の割に活気のある研修会でした。われわれとしては,そのように特に小規模病院ばかりを対象とした研修会は始めてですから,果してそうした病院の現実の要望にマツチした講義内容を盛ることが出来るかどうかに若干不安をもつていたわけですが,感想録を拝見しますと,大体皆さん満足して下さつているので,まあ一応成功だつたのだろうと考えております。
Copyright © 1958, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.