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研修所だより
石原
pp.79
発行日 1958年1月1日
Published Date 1958/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201316
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本号がお手元にとどく頃には,皆さんには,既によい年を迎えられて,新しい年の,希望に満ちたスタートを切つておられることと思いますが,診療報酬単価問題をはじめ,われわれの前に山積する諸問題が好首尾に展開して,この年がわが国の病院にとつて最も幸多い年になりますように願わずにはおられません。
さて,研修所では,10月以来4回の短期研修会が殆ど息つくひまもなく立て続けに開かれて来ましたが,その最後の院長研修会も無事に終了して,師走の街のあわただしさを他所に,漸く静かな年末を迎えようとしております。これで,短期研修会は79回。この1月の追加分を加えて,本年度中に通算80回に到達するわけです。長期研修会は去る9月の分までで17回。受講者数合計は短期で4,220名,長期で232名となります。思えば,よくもそれだけの研修会を開き,又よくもそれだけの病院の方々が参加下さつたものと,今更ながらの感概を禁じ得ません。これに対して,われわれ研修所としましては,本来の研究内容を一層進めることは勿論,例の受講後の感想録の御意見等を参考にしまして,研修会のやり方についても漸次出来得る限り改善して行こうと努力しております。そういう意味で,今回は,秋期4回の研修会の感想録にあらわれた研修所に対する御註文等につき,以下若干御紹介をして見度いと思います。
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