グラフ
栄養士の1日
芦沢 千代
1
1慶応病院給食部
pp.37-43
発行日 1956年12月1日
Published Date 1956/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201175
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栄養士の1日の仕事の中最も大きな部分を占めるものは,病人に適したおいしい栄養のある食餌を給与することである。この食餌は病人の栄養に適合したものであり,各病人の病状の軽重にしたがつて調えられなくてはならない。これは絶えず医師との連絡のもとに作られてゆく。朝5時からの作業は1,000人を越える病者の治療効果に,又療養上の経過に重大な関係をもつものである。職場は真剣な実践道場である。我が給食部は食養課,調理課,購入課の3課に分れて各々の仕事をする。即ち一番基本中核をなす栄養管理をはじめとして事務管理,作業管理,衛生管理,資材管理等行つている1人1人が,全力をあげ責任をもつて自動的に働いている。
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