特集 Dr. MacEachern
マツク博士の印象
中村 一成
1
1厚生省保険局庶務課
pp.17-18
発行日 1956年1月1日
Published Date 1956/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201053
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昭和27年の12月,酷寒のシカゴに空路,ボルチモアより乗り込んだ私と小西宏氏(病院管理研究所教務主任)は,マツク博士と会えるという期待で胸がふくらんでいた。「病院管理の研究」というテーマで,WHOのフエローとして,米国及び英国への出張を命ぜられてその10月の月末日本を発つたとき,我々二人にとつて,いろいろ視察したい目標があつたうちで,人物として会いたかつたのは,米国ではマツク博士,英国ではキヤプテン・ストーン氏であつた。
マツク氏の名著"Hospital Organizationand Management"については,すでに昭和24年頃から医務局病院課の吉田技官(現在山形県衞生部長)らと目を通して知つていたが,この著者がどんな男か,是非話してみたいものだという気持は,この本を理鮮する程度の進むにつれて高まつていた。
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