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大学病院の建設計画展望(5)—岡山大学附属病院の卷
小林 秀彌
1
1文部省施設部工営課
pp.57-59
発行日 1955年10月1日
Published Date 1955/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201019
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本年5月号以来北海道大学をはじめとして,東京大学・名古屋大学・京都大学と,夫々各大学の附属病院の将来建設計画を御披露して参りましたが,今月は今少し西に移つて岡山大学附属病院の将来計画について述べて見たいと思います。
岡山大学の附属病院は千葉大学や長崎大学と同様に旧制単科大学の医学部としては比較的に鉄筋の建物を沢山持つている方で,夫々5階又は4階建のビルを第一,第二外科,小兒科,産婦人科,耳鼻科と5棟も持ち,其他に炊事場や精神科に生化学教室,医学部図書館等も鉄筋化されていました。この様な状態の所で戦災を受けて木造建物の大部分を焼失し戦後内科,皮膚科,藥局,其他を応急復旧で建てましたが充分なものとは云い難く,不足勝ちであつた事は申す迄もありません。
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