Japanese
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統計
精神收容患者の虫垂炎発生頻度について
The problem of the frequency of Appendicitis in the national sanatoriums for psychosis
今関 好晴
1
Yoshiharu IMASEKI
1
1国立下総療養所
1Shimofusa National Sanatorium
pp.129-132
発行日 1959年2月20日
Published Date 1959/2/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407202320
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まえがき
元来虫垂炎に関する知見はあますところなく究明され,これに関する統計的な報告も数多くみられ,又受刑者に関する之が発生頻度については,先に森島氏等の詳細な報告がある.しかし精神收容患者の調査報告については未だ聞いていない.私は一定の拘禁状態におかれ一定の食生活をしている彼等が,一般社会人及び受刑者に比して如何なる発生頻度を示すかを調査した.調査施設は国立下総療養所並に国立肥前療養所に於ける昭和23年より32年迄の10カ年間に発生した虫垂炎患者について,年度別に在所患者との関係,年齢別,病類性別,季別,在所期間別,病状程度別,食事との関係,治療及び予後にわたり観察した.
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