対談
我が国最初の高層病院—満鉄大連病院のこと
戶谷 銀三郎
1
,
守屋 博
2
1名古屋市立大学
2国立東一管理部
pp.2-10
発行日 1955年9月1日
Published Date 1955/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200996
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
新築計劃の発足
守屋 戦前大連で満鉄が非常に立派な病院を経営されたのですが,これは年代から申しまして大正10年頃ですか。その計画が始まつたのは。
戸谷 私は以前に大連にいましたが,当時奉天に医学校があつて,そこの教授を一時やつておりまして大正8年に大連に戻りましてからのことです。大連病院を新築したいという考えは当時の満鉄にあつたので,それからいよいよ,その実行をせよということになつて大正10年ごろから計画しはじめました。
Copyright © 1955, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.