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編集後記
編者
pp.50
発行日 1951年5月1日
Published Date 1951/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541200328
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五月一生物は一せいに新たである。日本醫師會と合同第1回の劃期的第13回日本醫學會總會の一大繪卷も櫻花の盛と共に既に過ぎし思い出となつたが,ヂツト窓外の緑を眺めていると,醫界の新たな發足の踏音が聞えて來るようである。
天皇陛下御臨幸のあの總會場の壯觀さ,田宮會長,天野文相,南原總長のあの熱烈眞摯な醫界,醫學會えの激勵,特別講演初め5000の演題の下に花を競う同僚の眞摯な姿——何れもわが國醫人の眞の姿が,今年からこそ,改めて新たに世に顯われるのであるという印象と自信を與えられたのは,只に編者のみではないだろう。
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