特集 診療支援業務の新潮流
病院における医療クラークの果たすべき役割と今後
山田 奈美恵
1
1東京大学医学部附属病院 総合研修センター
キーワード:
医療クラーク
,
医師事務作業補助者
,
チーム医療
,
新規医療職種
,
教育
Keyword:
医療クラーク
,
医師事務作業補助者
,
チーム医療
,
新規医療職種
,
教育
pp.871-873
発行日 2013年11月1日
Published Date 2013/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102653
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■東大病院の高度医療クラーク養成について
東京大学医学部附属病院総合研修センターでは文部科学省「新規医療分野創成の教育プログラム開発事業」として2011年度より高度医療クラーク養成講座を実施している.高度医療クラークは医師事務作業補助者を念頭においている.しかし当院を含む特定機能病院は2013年度時点では診療保険点数上医師事務作業補助者加算がとれないこともあり,医師事務作業補助者の業務範囲を含め,医師の要望に応じて幅広く事務作業補助を担える必要知識を備えた専門職を目指している.
現場の多忙な医師は,当職に日々の診療で発生する事務作業を幅広く効率よく補助してもらいたい.そのため医師から求められている能力は高いものの,その期待に応じられる即戦力となる教育制度は確立されておらず,個人の能力に頼っているところがある.
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