特集 「小児の鎮痛・鎮静」を実践するためのTIPS
総論 緩和ケアチームが果たす役割
波多野 貴彦
1
1京都府立医科大学 疼痛・緩和医療学教室
キーワード:
緩和ケア
,
チーム医療
,
小児保健医療サービス
,
精神鎮静法
,
疼痛管理
,
小児癌
Keyword:
Child Health Services
,
Patient Care Team
,
Palliative Care
,
Pain Management
pp.896-899
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.24479/J00648.2020346807
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<Key Points>(1)緩和ケアでの重要な要素としては、苦痛症状の緩和、意思決定支援、家族ケアなどがある。(2)小児患者における緩和ケアチームの介入は1割程度であり、その7割は成人の緩和ケアチームが介入している。(3)小児緩和ケアの充実のためには、小児専門施設の緩和ケア体制を構築することとともに、成人の緩和ケアチームに小児患者を診るTIPSを加えコンサルテーションなどの弊害をなくすことが重要である。
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