特集 リビングウィルを考える
ベッドサイドに仏教がある風景―緩和ケアに参加した僧侶の経験から
長倉 伯博
1
1浄土真宗本願寺派 善福寺
キーワード:
ビハーラ
,
リビングウィル
,
鹿児島緩和ケアネットワーク
,
スピリチュアルペイン
Keyword:
ビハーラ
,
リビングウィル
,
鹿児島緩和ケアネットワーク
,
スピリチュアルペイン
pp.297-300
発行日 2013年4月1日
Published Date 2013/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102500
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この特集における私の役割は「医療と宗教」について論ずることだが,キリスト教や神道など他の宗教の方々とも親しくお付き合いさせてもらってはいるものの,宗教全般を通して見解を表明することは,宗教学者でもない身には力量を超えている.あくまで,縁あって医療の現場に出かけることになった地方の一僧侶の話とお断りしておくことをお許しいただきたい.
僧侶が医療現場に存在する理由を想像しづらいと思うので,まず医療現場に関わることになった経緯から始めて,次に2つの看取りの事例と医学・看護教育における仏教との協働についての試みを紹介し,最後にリビングウィルについて考えを示したい.
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